学生を集める学校コンサルタントのブログ

半永久的に学校を繁栄させるには、【真の学生募集】を実践することが不可欠です。専門学校をはじめ大学、短大の学生募集に特化したコンサルティングを専門とするスクールマーケッターが、学校を繁栄させるためのノウハウをこっそりお教えいたします。

 

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『学校コンサルタントが教える
学生募集の方法』

(PDF310ページ)
募集戦略やコンセプト構築についての
アイディアが満載!


学校コンサルタントが教える コンサルティング・マニュアル

学校コンサルタントを雇わなくても、自分でコンサルティングができてしまう学校経営者のためのマニュアルです。

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モード学園の就職戦略
「うちの学校は、就職100%です。」

「就社ではなく就職なんです。

学生をただ会社に就職させるのではなく、即戦力となる人材育成をしているんです。

そのためにカリキュラムを組んでいくと、自然と4年生になってしまうんです。
環境が人をつくるんですよ。
学校は、そのための環境づくりなんです。

ですから、うちの学校は学生に厳しいですよ。
学生への当りが厳しいのではなく、学生への教育が厳しいのです。

学生の将来を考えると、どうしてもスパルタ式にならざるを得ないんですね。
それが、学生のためなんです。」



就職難のこの時代にこう言い切るのは、モード学園の学長 谷まさる氏です。
(カンブリア宮殿に出演でのひとコマ)

谷氏は、東京・名古屋・大阪、そして仏・パリに専門学校モード学園を開校。
そしてファッションだけでなく、コンピュータや医療関連の専門学校も開設し、
1万2000人が学ぶ巨大専門学校グループを作り上げた。
知識偏重の現在の学校教育に異を唱え、学生の可能性を最大限に引き出すべく、
今も教壇に立ち 人間教育に情熱を注ぐ。

モード学園といえば、常に痛烈なインパクトを与えるテレビCMや、
駅前の一等地に奇抜なビルを建てるなど派手な面が有名です。



          専門学校の基本戦略は就職にある

ところが、初めに紹介した谷氏の言葉にありますように、
モード学園の戦略とは、専門学校としては基本中の基本である就職だったのです。

よく就職率100%をウリにしている専門学校をみかけますが、

実際はというと、専門学校を卒業し就職しても、
専門学校で学んだ技術が生かされない部署に配属されたり、
社会では通用しない学びのために、折角就職した会社を諦めて辞めてしまう。

結果、専門学校で学んだこととは、全く関係ない職種に再就職するケースなど、
よくあることですね。


      専門学校のコンセプトは就職ありき

専門学校としてのコンセプトは、何でしょう?

短大・大学との差別化を考えたとき、専門学校のコンセプトは就職です。
今でこそ、短大・大学も就職をコンセプトにしてきていますが、
元々、就職といえば、専門学校のコンセプトなのです。

社会の即戦力を望むニーズから生まれたのが、専門学校なんですから当然といえば当然です。

ところが、時を経ていつの間にか学生を集めることに目的が変わってしまい、
この『就職』という本来の意味が、『就社』になってしまったのです。

新聞広告やリクルートなどの媒体の中のキャッチコピーでは、
決まって「就職100%」が、使われています。

内容の無い就職100%では、だれも見向きもしないのにです。

     
  コンセプトに沿ったカリキュラム編成をすることの重要性とは


本当に、『就職』がコンセプトであるのなら、
モード学園の谷氏が仰るように、そのためのカリキュラムづくりを徹底するはずです。

教育内容が変わらないのに、就職100%だけを目標としていたなら、
必ず『就社』だけを目標とする教育方針になります。

確かに、その結果として、たとえ就社であったとしても、「就職100%」を達成できたとしたなら
学校としては有難いことでしょう。

しかし、内容のない「就職100%」を社会は望んでいません。

会社の経営者は誰も仕事を充分にこなせない者を欲しいとは思いません。
職業人としての将来性のある人材を採用したいはずです。
経営者なら、先ず第一に自分の会社の将来を考えるからです。

ですから、社会ニーズに沿わないことを募集コンセプトにしていては、
必ず、社会からソッポを向かわれる羽目になります。



       目先のことではなく、本質を見る

「そんな奇麗事をいっても、現状をどうにかしないと…」

学校経営に限らず、誰でも目先のことに目を奪われるものです。
確かに、現状の出来事をクリアすることも必要です。

しかし、学校の将来のことを考えることは、もっと大事です。
目先だけに目を奪われて、そのことに振り回されていると、それが習慣となり、
教育の本質から、どんどん遠ざかっていきます。

重要なことは、目先のことに対処しながらも本質を忘れないことです。
教育の本質、「学校の将来はどうあるべきか。」を優先事項の一番に置くことなのです。


  
   目的が明確になれば、自ずからやることは決まってくる

あなたが、「どんな教育をしたい。」、「どんな学校をつくりたい。」という
将来の目標が明確であれば、
自然と、「今、自校では何ができる。」というアイディアが思いつきます。

学校それぞれには歴史、特色、人材、資本力など違いがあります。
ですから、たとえ目標が同じであっても、方法は異なってきます。

あなたの学校の目的には、あなたの学校でないとできない方法があるのです。
それが、差別化なのです。

もし、あなたの学校独自の方法がないと仰るのなら、
それは、目標が明確でないことによるものです。


      社会のニーズや欲求はシンプルなものです

「学生が集まらない、どうすればいいのだろう…」

このように悩まれている学校経営者が多いのですが、その答えはかんたんです。
社会のニーズとウォンツ(欲求)を探求すれば、いいのですから。

先程からお話しましたように、
就職先である企業のニーズ・ウォンツは、戦力となる人材を欲しているのです。

そして、学生のニーズ・ウォンツはというと、
「即戦力となる人材として育成して欲しい。」なのです。


このように、社会のニーズ・ウォンツは実にシンプルです。

だのに、なぜか、学生を集める側の学校が、それを複雑なものにしているのです。

学生を集めるコツは、社会のニーズ・ウォンツに応えることなのです。


そして、マーケティングスキルを学生募集に駆使することで、成果が上がるのです。


マーケティングスキルや学生募集に興味のある方はこちらをご覧下さい。

⇒ 学生募集における差別化戦略

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