一定期間更新がないため広告を表示しています
学生を集める学校コンサルタントのブログ半永久的に学校を繁栄させるには、【真の学生募集】を実践することが不可欠です。専門学校をはじめ大学、短大の学生募集に特化したコンサルティングを専門とするスクールマーケッターが、学校を繁栄させるためのノウハウをこっそりお教えいたします。
クリックお願いします。 無料レポート進呈!
学校コンサルタントを雇わなくても、自分でコンサルティングができてしまう学校経営者のためのマニュアルです。
|
2008.08.29 Friday
ブログへのご要望(アンケート)
ブログへのご要望(アンケート)
いつも私のブログをお読みいただき有難うございます。 今後の参考のために、あなた様のご要望をお聞かせください。 集計結果を元にして、よりニーズに沿った記事を書きたいとおもっています。 ぜひ、ご協力のほどよろしくお願いします。 2008.08.27 Wednesday
毎日モチベーションを維持する方法
毎日モチベーションを維持する方法
前回、オリンピック選手が、多くの障害を乗り越えてメダルを獲得できたお話をしました。 メダルを獲得できた元となったのが、「私にはできる!」と、選手自身が自分を信じられたことでした。 この「できる!」と思うことは、どんなことを実現する上でも大事なことです。 しかし、「できる!」と思うことが良いと解かっていても、モチベーションスキルがないと、簡単には、「できる!」と思えません。 もし、仕事も、プライバシーも好調で心身ともに調子が良ければ、少々の困難なことでもチャレンジしようとおもうかもしれません。 ところが、最近、仕事で続けて失敗をしてしまっていたり、自分の周りで悪いことが多く起きていたなら、自信がなくなり、新しいことにチャレンジすることに勇気がなくなり、不安を覚えるかもしれません。 一般的に人というのは、そんなふうにして、日替わりでモチベーションが上下するものです。 そこで、私が実行していて、良い結果を出している方法がありますので、ご紹介いたします。 「勝利の記録」 それは、「勝利の記録」と呼んでいる私自身の成功記録です。 先ず、一冊のノートを準備してください。 そして、リラックスできる部屋で自分一人になり、目を瞑り過去のことを思い出します。 幼少期の頃、「どんな自分だったか?」その頃、「大人から誉められたことは何だったろうか?」また、「達成したことで、自分を誉めてあげたいことは何だろうか?」 どんな些細なことでも、自分の良さを認めることがポイントですから、遠慮なく書きだしてみてください。 注意事項として、この「勝利の記録」ノートは、自分だけの秘密ノートにして他人に見せないことです。 そうすることで、周りを意識しないで本音の自分を出すことができます。 たとえば、子どもの頃、「跳び箱で5段飛べた。」とします。他人から見れば、普通のことであっても、 その時、自分だけ5段を飛ぶことができなかったので、「やった〜!」と大声をだすほど嬉しかったかもしれません。 また、その頃、嫌々、珠算教室に通っていて、「珠算検定で初段」を取ることができたとします。その時は珠算に興味もなく、初算をとったことでも感動もなかったかもしれません。 それでも、今、大人になった自分からみてその時の自分を誉めてあげることが大事です。 そんな事を思い出しながら、ノートに書き出して見てください。 達成した時期を覚えているのであれば、何歳の頃とか、年月日も書いてください。 日にちや年齢などを記録しておくと、再び見直したときにリアルに思い出します。 このようにして、中高生の時期、青年期、社会人になってからと、ゆっくり思い出して書いて見てください。 書きながら、自分のことが不思議と好きになっていきます。 そうですよね。頑張っていた自分を認識するのですから、自分が好きになって当然です。 これが、反対に「失敗の記録」や「思い出したくない暗い過去」であれば、落ち込んでしまい、段々と、自身もなくなり自分のことが嫌いになっていくことでしょう。 過去のことを認識することは、これほどモチベーション効果があります。 過去のことを書き出したなら、今日からすることは、その記録ノートの続きを書き足していくことです。 毎日、「勝利の記録」ノートを開き、何か達成したことがあれば、すぐに記録していきます。 これは、本当に些細なことでも構いません。 一日の目標を達成しただけでも、達成したことは事実です。 「今日の仕事の計画を達成した。」でも構いません。 書くかどうかの判断は自分の裁量です。遠慮しないで自分を認めてあげることです。 そんなふうにして、毎日、自分を振り返って見ることで、自分の良さや強さを再認識できるようになります。 その結果、「私にはできる!」と、思えるようになれます。 教員自身が、「私にはできる!」と思えないようでは、学生の可能性を伸ばすことは無理です。 学校という教育現場で働くすべての者に、モチベーションスキルをつけることができれば、今の学校の現状は大きく変わっていくことでしょう。 モチベーションを重視する学校コンサルタントに興味がある方は、『学生を集める学校コンサルタント』もご覧ください。 ⇒ 学生募集における差別化戦略 2008.08.25 Monday
金メダルと、「できる!」と信じたことの関係
北京オリンピック閉幕
最後に盛り上がった北京オリンピックもついに閉幕しました。 中でも印象的だったのは、北島耕介選手の2大会連続の2種目金メダルではなかったでしょうか。おまけに世界新記録つきの優勝でしたからテレビを見ていても興奮しました。 確かに北島選手の金メダルは、凄いことなのですが、それよりも、当初から日本国民の期待をまともに受けていたプレッシャーをはねのけての成果でしたから、本当に尊敬します。 彼を支えてきたのは、誰にも負けない練習にあったようです。 それは、世界最高の科学を駆使した質の濃いトレーニングです。そして、メンタル面の強化でした。 その誰にも負けないトレーニングを積んだことの自信が、あの快挙を成し遂げたのでしょう。 女子ソフトボールでも、日本チームが強敵アメリカに勝って優勝しました。 アメリカのソフトボールチームは、連続して金メダルをとっており、一方、日本チームは予選でもアメリカと2回戦って2度とも負けていました。 それだけでなく、決勝戦前日には、上野投手も2試合に登板し、300球を越える球数を投げていましたから、普通の投手であれば限界だったでしょう。 それが、周りのだれもが信じられない気力を振り絞った活躍で、あのアメリカチームに勝ったのです。 応援している者からみれば、奇跡としかおもえない金メダルでした。 そして、最後が、陸上の400メートルリレーで男子トラック競技として初めてのメダルを取ったことです。 ご存知のように、短距離走では身体能力に勝る黒人が圧倒的に強く、体格面や身体能力に劣る日本人では、将来的にもメダルの可能性はないだろうと言われていたのですから、それをくつがえしての銅メダルは金メダルよりも凄いことです。 凡人では、オリンピックで勝てないことを科学的に実証されたなら、あきらめてしまうのが普通です。 ところが、日本チームが取った策は、走力で勝てないのなら、バトンリレーの技術で勝とうという考えだったようです。 おそらく、バトンリレーの練習に費やした時間、努力は並大抵ではなかったでしょう。 でも、その辛い練習を続けることが出来たのは、自分たちの勝てる可能性を信じたからでしょう。 銅メダルが決まった後の彼らのインタビューが印象的でした。 「この成果は、わたし達だけの力ではありません。過去に達成することができなかったが、私たちにいろんなものを残してくれた先人の結晶です。」(まとめましたが、こんな意味の言葉でした。) これは、今の自分たちの力は、個人の力だけでなく、過去に努力された先人の知識や経験が自分の体に詰まっているのだから、とてつもない力があるのだということでしょう。 それが、彼ら日本チームの自信となり原動力になったのです。 彼らの頑張りを拝見して、目標を実現するのは、最後は、「できる!」と、自分を信じることだったというのをわたし自身、再確認させてもらいました。 わたしも、普段は仕事柄、「できる!」と思うことの重要性をお話しています。 ところが、この自信は、日々の状況で強く思うことができていると思えば、ある日、急に自信が無くなったりするものです。 このように、「できる!」の重要性を理解していても、コントロールすることが困難なのが、「できる!」と思うことなのです。 次回は、この「できる!」をコントロールする方法をお話したいとおもいます。 ⇒ 学生募集における差別化戦略 モチベーションに興味ある方は、ぜひ、上林厚司郎の『学生を集める学校コンサルタント』もご覧ください。 2008.08.22 Friday
コンセプト戦略で成功している事例
コンセプトとは マーケティングを語るときにコンセプトは切り離せません。それくらいコンセプトは重要です。 ところが、実際の経営はというと、コンセプトが重要視されていないことが多いものです。ということで、今回は実際の学校経営で、『コンセプト』を役に立ててもらおうと思い、現在、ヒットしている商品や会社の例を挙げてご説明します。 その前に、コンセプトの意味ですが、三省堂辞書によると「日本語でコンセプトの語を用いる場合は、『全体を貫く基本的な概念』を表す場合が多い。」とあります。 ですが、マーケティング用語での『コンセプト』の場合、消費者へ訴えるための切り口を意味しています。 コンセプトとは差別化戦略 数多い競合に勝つためには、消費者に他社と同じ切り口で商品の良さを訴えても、アピールできません。 ビジネスで勝つためには、力で相手に勝つか、相手と違う自分にとって有利な土俵で戦うかのどちらかです。(もしくは、相手と協力してお互いが勝つ方法もあります。) 力で相手に勝つためには、その市場でダントツに一番であるか、市場にたいして圧倒的なブランド力をもっていないといけません。 ですから、普通は、消費者のニーズ・ウォンツを汲んだコンセプトを打ち出した差別化戦略をとる方法が一般的です。そして、成功しているところもこの方法を多くとっています。 それでは、コンセプトによる差別化戦略で成功している例をいくつか挙げますので、参考にしてもらえれば幸いです。 ユニクロのベビー服 フリースの大ブームの後、下火だったユニクロが取ったコンセプト戦略が、「低価格で高級ベビー服を提供する」でした。ターゲットは、高級ベビー服で有名なミキハウスです。 ユニクロというと、消費者から「いくら安くても品質に問題があるようでは…」というイメージがありました。 そこでユニクロがとったのは、「エコテックス規格100」を取得したことです。 「エコテックス規格100」とは、繊維製品の安全性を認証する世界的な規格で、ベビー服で取得したのはユニクロが始めてだったのです。 これが当たり、ユニクロはベビー服だけでなく従来の製品も売上を伸ばすことになったのです。 サイクロン式掃除機 掃除機といえば、どこも似たようなもので、消費者自身、どれを選んでいいのか迷ったものです。 そこに表れたのが、コマーシャルで有名な「ダイソンのサイクロン式掃除機」です。TVコマーシャルでもインパクトが強く、主婦ならだれでも欲しくなるような吸引力のある掃除機でした。 ところが、従来の掃除機であれば1万5000円程度で買えたのが、ダイソンでは8〜10万円もするので、今ひとつ売れ行きが伸びない状況でした。 そこへ、日本のメーカーがこぞって開発に取り組み、コンセプトを「サイクロン式掃除機をダイソンの半額程度で」と売り出すと、いきなりヒット商品となったのです。 ヘルシア緑茶 ペットボトルのお茶市場は、商品が溢れているため、これからは、普通に新製品を出したくらいでは、大きくヒットしなくなっていました。 そこで花王がとったコンセプト戦略は、「健康茶」でした。 そのために、花王では、「ヘルシア緑茶」を厚生労働省に「特定保険用食品」の許可申請し、お茶としては初めて「特定保険用食品」の認可を受けました。 このことによって、「ヘルシア緑茶」は、お茶としては金額が高めの180円として売り出したのですが、大ヒットしたのです。 この方法をモデリングしたのが、サントリーの「黒烏龍茶」です。今では、健康茶の代表になっていますね。 大人の塗り絵 本屋で「大人の塗り絵」を見つけたとき、私も思わず買ってしまいました。それほど、「大人の塗り絵」というネーミングにインパクトがありました。 塗り絵というと、子どもの玩具というイメージでしたから、大人が塗る塗り絵とはどんなものだろう?という感じがありました。 広告の説明には、「誰でもアーティスト並みの絵が描ける」、「大人の脳トレーニング」とありました。 これが、いわゆるコンセプトです。今までとは全く違った切り口で消費者に訴えています。 最初に「大人の塗り絵」を出した河出書房新社では、シリーズ全体で100万部以上売り上げたそうです。 マツモトキヨシ マツモトキヨシは元々、薬局店でしたが、ターゲットを女子高生など若者に絞りこむことでヒットしました。 若者受けを狙うために行なった戦略とは、気軽に買えるコスメ製品や文具などの小物を売る戦略でした。これが若者の人気を集め、新タイプの薬局「ドラッグストア」という新カテゴリーを確立するまでになりました。 ブックオフ 古本屋というのは、日本に昔からあるスタイルです。そして、大ヒットした古本屋というのは見たことがありませんでした。 ところが、ブックオフがとったコンセプトは、「新古書店」という新しいカテゴリーです。新古書店とは、新刊を扱う書店でもなく古本店でもないのです。 ブックオフの「新古書店」とは、従来の古本店の「古い、臭い、暗い」イメージを一新し、汚れの激しい本や年代を経た古い本は基本的には扱わないスタイルにあります。 そして、「お売りください。」というキャッチコピーを使い、「読み終わった本をブックオフで売り、ついでに店内の本を買って帰る。」という習慣を定着させました。 これによって、ブックオフは全国展開し、この業界で一人勝ちしています。 DSトレーニング ゲーム市場もメーカーが溢れ、ソフトを開発し新発売しても大きくヒットすることは稀になっています。 そんな中で大ヒットしたのが、任天堂の「脳を鍛える大人のDSトレーニング」です。 ゲームというと、「子供向けのお遊び」というイメージがありましたが、任天堂のとったコンセプト戦略は、「大人が脳を鍛えるトレーニングゲーム」でした。 ずばり、思惑は当たり、「脳トレ」としてシリーズ化しています。 ツーカーS 携帯市場も飽和状態になり、買い替え客がほとんどを占め、新規客の獲得は困難になっていました。また、競合からの乗り換え客を狙うと価格競争などのリスクも抱えることになっていました。 そこで、ツーカーが考えたコンセプト戦略は、「シニア向けに通話機能だけに特化した携帯電話」でした。 従来の携帯電話では、カッコよさや機能ばかり追及していたため、シニアにとっては、使いづらい電話でした。 それが、この「通話だけに特化したシンプルさ」が、シニア層に受け、それまでどこの会社も獲得できていなかった「高齢者マーケット」を一気にさらったのです。 QBハウス スーパーなどに行くと、「カット10分、1000円」の看板がある理容店を見かけると思います。 じつは、私もこのQBハウスがご用達です。 というのは、私の性格上、お店で待つというのが苦手です。それに、カットした後に家に帰ったら、洗髪も髭剃りもするのですから、カットだけで充分というのが、前々から思っていたことです。 それが、満たされたのが、QBハウスの「10分、1000円カット」でした。 この発想も、今までにはない余分なものをすべて省略したことにあるのですが、その前に、しっかりとした市場調査によって、ターゲットのニーズを調べていたから成功したのでしょう。 ビリーズブートキャンプ つい最近まで、テレビコマーシャルで有名でしたが、私の周りでも「ビリーズブートキャンプ」を購入された方が多くおられます。 買われた方の感想を聞くと、ほとんどの方が最初は少しの運動で汗をかいて気持ちが良かったのですが、ハードトレーニングなために、長く続かなかったそうです。 どうして、はじめからハードだと分かっているのに、そのビデオを買うのでしょう? そこに、運動不足の人が持つ「ハードな運動をしたい。」というウォンツがあるからなのです。 ビリーズブートキャンプのコンセプトは、「アメリカ軍の新人用訓練をもとにした7日間で身体を鍛えるプログラム」でした。 運動不足の人の潜在的欲求をうまく掘り起こすコピーです。 ケータイ小説 ケータイ小説が若者の間で大ブームになっているのをご存知ですか? 本離れをしているはずの若者の間で、小説がブームになっているのです。 それも書店で売っている本ではなく、携帯電話でダウンロードして読んでいるのです。 さらに、私の世代では本といえば縦書きが当たり前でしたが、携帯電話の場合、横書きで書かれているのです。 この携帯電話と縦書き、手軽、というコンセプトが、若者の心をつかんだようです。 まだまだ挙げると、切りがないのですが。 どうですか? 貴校のコンセプト戦略のヒントになったでしょうか? 成功しているところに共通している点は、コンセプトを打ち出すまえに市場のニーズ・ウォンツをしっかりリサーチしていることがあります。 コンセプト戦略に興味がある方は、『学生を集めるコンサルタント』の「戦略」もご覧ください。 → 効果的な高校訪問の方法 2008.08.20 Wednesday
ネット戦略
ネット戦略 他の業種ではネット戦略は当たり前になっていますが、まだまだ学校業界では、ネット戦略ができていないところがほとんどと言ってもいいくらいです。 5年ほど前までは、消費者の行動は「AIDMAの法則」が成り立っていました。 AIDMAの法則とは A(Attention=注意) I(Interest=関心) D(Desire=欲求) M(Memory=記憶) A(Action=行動)の5つのステップです。これが、消費者の代表的な行動パターンでした。 たとえば、 1、テレビで新車のコマーシャルを見て、興味をもちます。 2、興味を持ったので、ディーラーのショールームに出かけパンフレットをもらってきます。 3、貰ってきたパンフレットを自宅で眺めながら検討する。 4、ディーラーにもう一度出かけて試乗する。 5、乗り心地に納得し気に入ったので、ローンの試算を依頼し、自宅で検討する。 6、購入の意思が固まったので、再々度ディーラーに出かけて申し込む。 このように、興味をもってから、何度も小さなステップを踏みながら、より欲求度が強くなっていき、最終的に購入に至ったのです。 あなたにも思い当たる節はありませんか? ところが、ここ最近、インターネットの普及で、消費者行動も「AIDMAの法則」が崩れ、「AISASの法則」に変化しています。 「AISASの法則」とは、 A(Attention=注意) I(Interest=興味が生まれる) S(Search=検索する) A(Action=購買) S(Share=情報の共有) 「AISASの法則」を先程の新車の購入ステップと比較すると、 1、新車のコマーシャルを見て、興味をもちます。 2、インターネットで検索し、メーカーのホームページを見ます。 3、動画を見て楽しんだり、パンフレットのPDFファイルをダウンロードして検討します。 4、ローン試算フォームに入力し、予算を確認する。 5、ユーザーの感想が書かれているブログなどをチェックする。 6、納得したので、ディーラーに出かけ、試乗して問題がなければ購入する。 はじめの「AIDMAの法則」との違いは、お気づきだと思いますが、 コマーシャルによって注意が喚起され、興味が生まれるところまでは、同じです。 しかし、その後、購入に至るまでの行動が大きく違っています。 ネットによる検索と、消費者同士の情報共有です。 前者の「AIDMAの法則」が何度もディーラーに出かけているのに対し、後者の「AISASの法則」では、インターネットを利用して、多くの情報を入手しています。 資料もダウンロードし、ローンの試算もネットで済ませ、さらには、一般人のブログなどへの書き込みから、その車の評価やディーラー自身の評価まで知るためにネットで調べています。 このようなステップを踏んでいますので、最終的にディーラーを訪問してきた見込み客というのは、「買うつもり」で訪問してきています。後は、実際に試乗して最終確認するだけなのです。 営業マンも、今までのように、ディーラーを訪れた見込み客に対して、しつこく説明したりセールスする必要がないのが特徴です。 それまでに、あらゆる情報をネットから入手しているので、営業マンも「試乗されますか?」、そして、「何かご質問はありますか?」との確認作業だけでいいのです。 このように、時代はインターネットによってスピード化されています。 ところが、学校業界では、今でも、「AIDMAの法則」をかたくなに信じて行っているところがあります。 一般的なステップとしては、ガイドブックへの掲載や広告から資料請求を期待します。その資料請求者に学校案内を送った後、ダイレクトメールを送ります。このダイレクトメールには、オープンキャンパスや体験入学への参加を促すことが目的です。 最終的には、オープンキャンパスや体験入学に参加したことで、自校に「入学したい」と思ってもらうことが狙いです。 この方法がすべて間違っているわけではありません。 しかし、先程からご説明していますように、消費者の行動自体が変化してきています。 それは、学生募集でも同様です。 いや、それ以上に相手がインターネットに敏感な若者なので、顕著に変化しています。 その事実を認識していない学校では、今後の学生募集では取り残されることになるでしょう。 「いや、ウチの学校では、立派なホームページを作っている。」と仰るかもしれませんが、 パソコンで、「充実、学生生活」、「面白い授業」と検索しても、ヒットしなかったりします。大学ではネット戦略が進んでいますので、このようなキーワード検索でも検索結果の一ページ目に表示されます。 ところが、専門学校では、ほとんどが表示されていないのが現状です。 単純に学校名だけで検索する受験生をターゲットにしていては、これから学生を集めることは困難でしょう。 また、先程も説明しましたように、学校側が一方的に流している学校ホームページの情報だけでなく、在校生や卒業生が自身のミクシィやブログに書き込んでいる学校の評価などを読み、受験生が学校選択のための情報としていることも大きな特徴です。 インターネットではこのような情報が氾濫しています。そして、携帯電話でもインターネットが利用できるようになり、さらに、加速しています。 このような状況を「時代の流れだから仕方無い。」とあきらめてはいけません。 この状況を逆手にとって、こちらからも受験生が望むような情報を与える必要があります。 学校ホームページとは別の目的で、異なる視点からブログを書くことも大事です。 また、自校の学科や専門的な学問に特化したホームページをつくることも大事です。 資料請求者やオープンキャンパス参加者だけを対象にしたメルマガの発行もコミュニケーションを構築するうえで大切でしょう。 そのようにして、良い情報を多く与えていくことが、ネット戦略では重要です。 キーワード検索してもヒットしなかったり、ホームページを閲覧しても本当に知りたいことが分からないのでは、入学に関心のあった者も離れていきます。 それよりも、学校の情報がネットからいくらでも入手できる学校に人気がいくことになります。 そうならないためにも、ネット戦略を充実することが、これからの学生募集では重要なことです。 学生募集戦略に関心のある方は、学校コンサルタントもご覧ください。 → 効果的な高校訪問の方法 2008.08.11 Monday
今、全力を出さないで、いつ出すのか?
慣性の法則をご存知ですか?
慣性の法則 (物体に力がはたらかないとき、または力がつり合っているとき) ・静止している物体はいつまでも静止している ・運動している物体はその速さで等速直線運動を続ける 物体がその運動の状態を続けようとする性質を慣性といいます。この性質は質量が大きいほど大きくなります。 もっと簡単に説明しますと、止まっている飛行機を動かすには、とてつもないエネルギーを必要とします。当然ですが、飛行場に停止している飛行機は、そのままが一番安定しています。 ほっておくと、動くことは決してありません。 台風が来たからといって、動くことはないでしょう。 その飛行機が、一度、空に浮かんだら、安定して飛び続けることも可能です。 少しばかり、アクセルを離しても落ちることはなく、その状態で飛んでいるはずです。 一度、大きな力で動き出すと、そのまま動き続けようとする法則が、この地球上に働いているからなのです。 これは、自動車を例に挙げるとよく分かります。 たとえば、60キロのスピードで走っている車は、急ブレーキをかけても、すぐに止めることは出来ません。 急ブレーキをかけてから、10メートルから15メートルも走り、車はようやく止まることができます。 もちろん、走るスピードを100キロ、200キロというように上げていくと、遅く走っていたときのようにすぐに止まることはできないので、止まるまでの距離が長くなります。 これが、飛行機のように重い乗り物だったら、動かすのに更にエネルギーが必要になるので、止めるときには、それだけエネルギーが必要になるということです。 これが、慣性の法則というものですが、じつは、この法則は乗り物だけでなく、人の行動にも当てはまるということをご存知ですか? 何もしないで、じっと寝ていると、立って動きだす行為はおっくうなものです。 動きだしてしまうと、別に苦にはならないのですが、最初、動きだすときが嫌なのです。 正に慣性の法則の「静止している物体はいつまでも静止している。」そのものです。 仕事の場合でも同様です。毎日が変化なくマンネリな仕事であっても、いざ新しいことを始めるとなったら、「できるだろうか?」と不安を覚えたり、面倒そうに思えて、動きだすことに抵抗感があります。 人は新しいことを始める、スタートするときには、大きなエネルギーが必要となることを本能的に知っています。大きなことを始めようとすれば、それだけ大きなエネルギーが必要になるだろうということも無意識に感じます。 このように、自然の法則には、体も無意識に反応するのでしょう。この行動は、ある意味、間違いではないでしょう。 しかし、慣性の法則「運動している物体はその速さで動き続ける。」を理解したなら、この考えは変わってしまうとおもいます。 新しいことを始めるには、エネルギーもお金も必要です。そして、なにより勇気が必要です。そのためには、大きなリスクも背負うことになります。 ところが、スタートすることを決心し、いざ動きだすと、最初ほどの力を必要としなくても動きつづけることができます。 飛行機のように、高い空の上まで浮いてしまえば、悠々と飛ぶこともできます。 地上から空高く飛んでいる飛行機を眺めると、不思議に見えるのですが、飛んでいる飛行機の機長にすれば、自然の法則どおりであり当然のことなのです。 機長は飛行機が飛ぶコツを誰よりも知っています。 飛行機が、全力を使わないといけないのは、離陸するために走っている今だということを。 同じように、わたし達が目的をかなえるためには、今、全力を使うべきなのでしょうね。 モチベーションを重視したコンサルタントに興味がある方はこちらもご覧ください。 ⇒ 学生募集における差別化戦略 2008.08.08 Friday
そろばん勘定どおりには進まない
そろばん勘定どおりには進まない 昔の人は、よく言ったもので、何事も計算どおりには行かないことを 「そろばん勘定」に喩えたのですね。 「机上論は、役に立たない。」ということも、同義語になると思います。 話しは変わりますが、現在、オープンキャンパスや体験入学会の真っ盛りですね。 このイベントの現場でも、「今年は、資料請求が何件あったから、オープンキャンパスの参加者は何名来るだろう。」、そして、「去年と同じ数の参加者があったから、受験生は何名あるだろう。」と、そろばん勘定をしています。 確かに、計算上は、そうなると思います。 ところが、社会情勢は年々変化しています。そして、昨年と、今年では、高校生の志向も変わってきています。 ですから、オープンキャンパスへの参加者が何名あったからといって、受験生の数まで決定することはできません。計算式が機能するのは、何もかもが昨年と同じだったらのことです。 そろばん勘定だけで安心していては、大変なことにもなりかねません。 こんな募集難のご時世では、とにかく欲張って、1人でも多く受験生を獲得するためにと行動を起すことが大事です。 前回のイベント参加者が、30名であれば、次回は35名集めるんだという気持ちを持つことが大事です。 その心構えがあれば、「35名集めるには、次は何をすれば良いだろうか?」というアイディアも浮かんできます。そうすれば、そのアイディアを行動に移すこともできます。 結果を出すために大切なことは、実行することです。 行動がなければ、結果を生むことなど決してありません。いくら小さな行動でも結果を生みます。 その積み重ねが、大きな結果につながっていくのでしょう。 計画を立てることは、良いことなのですが、数値を当てはめてみたところで、 計画どおりに結果がでることなんて、稀です。 そんなに何でも、計画どおりに結果がでれば、これほど楽なことはないですよね。 仕事でも人生でも同じです。 誰でもはじめは、目標を立て、ある程度の計画を立てます。 ところが、どこかで想定外のことや障害が起きたりするものです。 いくら、そこまで計画どおりに進んでいても、障害が起きたら、 計画は、一から作り直さないといけません。 人生でも仕事でも、そういうように、予想できないことが起きるから 面白いのかもしれませんね。 予想できないことといっても、悪いことばかりとは限りませんし、 とてもラッキーなことがあるかも知れません。 どちらにしても、計画というのは、あまり役に立たないというのが、私の考えです。 だからといって、決して必要がないというのではありません。 「どこかで、計画を変更しないといけないことが起きるだろう。」と、はじめから想定したうえで計画を立案したほうが良いということです。 起業する場合、誰でもはじめに計画を立てるのですが、その時に、 3月後にいくら収入があり、半年後にいくら利益があがる。そして、1年後、2年後には… というように、夢を描くのですが、そんなに世の中は甘くありません。 でも計画書が好きな人というのは、細かく数値や計算式を入れて計画書を書きます。そして、理論的に説明します。 そんなふうに時間を費やしたとしても、想定外なことが出てきたら、計画は一から練り直しです。 計画にエネルギーを費やせば費やすほど、計画がボツになったとき、立ち直ることは困難になります。 わたしのように、障害が起きるとか、想定外なことは起きるものと決めていれば、精神的にまいってしまうことは少ないものです。それも想定内のことなのですから。 大事なことは、 行動を起せば、必ず想定外なことが起きてくるものであり、その時に、「どのように対処するか?」です。 障害に対してどう行動を起すかで、次の結果が決まります。 障害が起きたからといって、そこであきらめたら、そこで、計画は終わりです。 どんなに立派な計画であっても、あきらめたらお仕舞いです。 大事なことは、あきらめないことです。 あきらめなければ、必ず、道は開けます。 モチベーションをあげるコンサルティングに関心ある方は こちらもご覧ください。 ⇒ 学生募集における差別化戦略 2008.08.06 Wednesday
恐れていることを行なう
この写真を見てどう感じますか? 「恐い。」と感じますか? あなたは、「べつに何とも感じない。」かも知れませんね。 そうなんですよね。 人が頭に描く恐れというのは、イメージなのですから、人それぞれ、感じ方が違って当然なのです。 前回のブログでも書いていますが、「恐怖」というのは、「恐い。怖い。」と、思い続けていたら、どんどん恐いイメージが膨らんでしまいます。 不安に思っていることでも同じで、「大丈夫かな?心配だな。」と思い続けていたら、その不安が、「だから私には出来ない。無理だ。どうしょう。」と、マイナス面が誇張され飛躍していきます。頭のなかで出来ない理由ばかりつくってしまうのです。 先程の写真でもそうですね。 「気持ち悪い。」と感じるのも、「何これ?」と気にしないのも、写真を見たその本人の感じ方であって、事実ではありません。見たとおりの「模様が複雑にできた岩」が写っている写真です。 ところが、その写真を見て「気持ち悪い。恐い。」と感じるのであれば、その写真の場所に一人で行くのは不安で恐いことでしょう。 不安や恐怖があれば、そのことから避けようとするのが人間の心理です。人間だけでなく動物の本能かもしれませんね。 または、人によっては、恐いことから逃げるために抵抗するかもしれません。でも抵抗し、悩めば悩むほど、そのことが解決せず長引くことがよくあります。ですから、不安や恐れを解決したいのであれば、不安や恐れていることを直視し冷静になって考えることも重要です。 じつは、たいていの人たちが、これと同じ状況を普段の生活や仕事で経験しています。そして、この不安や恐れのために、無駄に貴重な時間を奪われ余計なエネルギーを費やすことになっているのです。 これでは、効率的に仕事が進まないばかりか、モチベーションも下がり、良いアイディアなんか出るはずがありません。 モチベーションが下がれば、行動力もなくなるので、どれだけ立派な戦略や計画があっても、「絵に描いた餅」になります。 不安や恐れていることを解決する一番の方法は、「恐れていることを行なう。」です。 ラルフ・ワルド・エマーソンは、「恐れていることを行なえば、その恐れは確実に消滅する。」と言っています。 私もまったくそのとおりだと感じています。 いろいろ考え悩んでいても解決しないのに、勇気をだして電話をかけてお願いしてみたら、すんなりと了解されることがよくあります。反対に拒否されたとしても、それで答えがでたのですから、次の課題に進めます。 勇気を出した行動の結果、後になっていつも「こんなことなら、もっと早く行なってみるべきだった。」と、悔やむものです。 ところが、理解していても、毎回のように同じことを繰り返してしまうのは、なぜでしょう? それは、人は間違いを犯すことを恐れているのです。間違いや失敗を犯すことを必要以上に恐れているのです。 というのは、人というのは、間違ったり失敗する生き物なのに、自分だけは完璧でありたいのです。 完璧主義の人の特徴は、完璧な準備ができていないと実行に移せません。結局、問題が先延ばしになってしまうのです。 『思考は現実化する』の著者であるナポレオン・ヒルは、「計画を立て、その計画に失敗したら、また別の計画を立てる。人生に失敗する唯一の人間は、あきらめてしまう人間だ。」と、言われています。 失敗を恐れていては、何もできない。勇気をだして行動しないと前には進まないということですね。 失敗を恐れず立ち向かってみてください。必ず、その結果、明るい光が差してきます。 「勇気をもって恐れや疑念に立ち向かったなら、あなたの今の人生はどうなると思いますか?」 「あなたが恐れに立ち向かい、克服した場合、2年後にはあなたの人生はどうなっていると思いますか?」 目標を達成するために、勇気をだして恐れていることを行なってください。 学生募集のほかにモチベーションにも関心ある方は、こちらもご覧ください。 ⇒ 学生募集における差別化戦略 2008.08.04 Monday
一生、ひとはどうしたら良いのだろう?と思い悩む。
近所のお寺の玄関に掲示していた「今月のお言葉」の写真です。 この意味は、現実を直視しないで問題点だけを見ていると、ただ不安ばかりつのる。さらに朝も昼もそのことを思っていると、不安が増幅し恐怖にまでなってしまうということです。 そして、凡人の人生とは、その繰り返しであるということなのでしょう。 正にそのとおりですね。 現在人のストレスや精神症の多くがこの状態なのでしょうね。 これは、今に始まったことではなく、おそらく昔から同じだったのでしょう。 お化けもこれと同じです。「恐い、恐い。」と思っているだけで、じつは実態がありません。 恐いと言っている人に、「お化けのどこが恐いのですか?」と聞けば、返答に困ってしまい、 「恐いから恐いのです。」と、答えるのが精一杯かもしれません。 このように、得体が分からないまま放っておくと、問題点が漠然としてしまい、何が問題なのかまで考えられなくなってしまいます。 そして、「何が、問題なのか?」が分かっていないと、不安や恐れを生むことになります。 ストレスを抱えないために大事なことは、「問題が何なのか?」をはっきりさせることです。 それでも、問題が分かっただけでは、やはり不安なものです。 不安を抱えることのないよう問題を解決する方向に導くためには、まず自分自身のことを知ることも大事になります。 自分のことというのは、案外分かっているようで、分かっていないものです。ですから、余計丁寧に調べることが大切です。 ここでいう自分自身のこととは、会社や学校がもっているリソース(経営資源)のことですが、 組織が持っているあらゆる面においてのリソースです。 組織の一面だけ調べても、問題解決にはあまり役にたちません。 たとえば、個人の場合であっても、「資金がいくらある。」と個人の経済面だけの資源を知っていても、これだけでは、起業するときには情報不足になります。 それよりも、「どんなスキルがあるか?」、「精神面の強さは?」、「体力や健康面の自信は?」、「家族の応援はあるか?」、「どんな人脈があるか?」などと詳しく調べると、新たな発見にもなります。 アイディアというのは、情報が多ければ多いほど、より適正なアイディアを出すことが可能です。ただし、方法が間違っていれば、間違った答えを生むことにもなってしまいますので注意しないといけません。。 多くの情報を活用して適正なアイディアを生む正しい方法とは、 自分がコンサルタントであったなら、「クライアントの問題に関してどう答えるだろうか?」 と、自問すれば、自然と正しい答えがでてきます。 どうして、自分自身の考えでは、正しい答えが出ないのかと申しますと、人というのは、どうしても自分や身内のことに関しては、感情や欲が入りやすくなります。(人によって差があるのでしょうが。) ふつう感情や我欲が入ると、主観的になってしまい、物事を正しく見えなくなってしまいます。これが、問題なのです。その時、いくら良いアイディアが出たと思っても、それは、自己中心的な発想なので、相手や社会に受け入れてもらえない場合があります。また、自己中心的な発想では、トラブルを生むことさえあるでしょう。 ですから、問題解決には、第三者的発想であることが重要になります。 「どのようにするか?」が、分かれば、後は実行してください。 行動すれば、「次に何をするべきか?」というアイディアが、出てきます。 行動に移さず考えているだけででは、次のアイディアが出る事など決してありません。 大事なことは、考えを行動に移すことです。 学生を集めるコンサルにご関心のある方は、 ぜひ、こちらもご覧ください。 ⇒ 学生募集における差別化戦略 2008.08.03 Sunday
公立高の学区撤廃
上は、高校の学区撤廃ニュースです。 「学区の統廃合で、私立を巻き込んだ学校間の競争は激化した。 高校の序列化や激しい受験戦争が再燃する恐れ」と、募集競争が激化するだろうとの不安ばかりが強調され、かき立てられています。 こんなニュースが発表されると、すぐに、学校側としても、「とにかく生徒を集めなければ。」と意識が向けられます。そして、生徒募集にばかり執着してしまうのでしょう。 このように、ニュースで不安を煽られると、誰でもまともな考え方ができなくなってしまうものです。 「生徒募集」が、悪い考えではないのですが、このニュースにあるように、 公立高校が生き残りをかけて「住み分け」から「競い合い」へとかじを切っている。 この競い合いとは、限られたパイ(受験生)の奪い合いの意味のことです。 これは、自分が生き残るためには、他人のものまで取るということです。 一般企業のビジネスでは当然のことですが、教育の場である学校では、堂々と言えないことです。 当たり前のことですが、生徒に対して説明できないことです。それを前面に出しているようでは、学校としても冷静さに欠けていることになります。 冷静に考えれば、学校でなくてもビジネスでも同じなのですが、 見込み客から顧客になってもらう、さらに顧客を増やそうと思ったなら、売る方法を考えるより先に、行なわないといけないことがあります。それは、人気ある商品を作ることです。 「商品」とは、学校であれば、教育内容、教育サービス、学校生活、教師ということになります。 商品づくりとは、これら学校としてのウリを充実させることです。 具体的には、顧客である生徒に対して、 より良いサービスを「与えて、与えて、与える。」ことになります。 そのためにも、生徒が本当にしてほしいこと、生徒の将来にためになることをしてあげることが大事なことです。これらを理解していないと、サービスが空回りになってしまいます。 学校が与えてくれるサービスに生徒が満足するようになれば、その学校は人気校になります。人気校には、生徒が自然と集まってきます。このような学校では、「生徒募集」という言葉とは無縁になります。そんな学校が実際、存在しています。 このように、募集テクニックを使わなくとも生徒が集まる学校をつくることが、理想です。それを先程のようなマスコミの下品なニュースに煽られて、学校が被害者意識になってはいけません。 それは、学校は、生徒に教育を施すところです。生徒にとっては、社会の状況がどうであれ、学校(教師)に自分たちを見守ってほしい、そして、やる気を与えてほしい、時には、助けてほしいのです。 そんな「生徒のためになる学校づくり」をすることが大事です。 この教育者として一番大事なことに学校トップも教職員も全員が目覚められ、 意識変化をしないといけないでしょう。 このように学校全体の意識が変化することができたなら、募集は効果的にできます。 なぜなら、USP(学校のウリ、強み)が、強力だからです。 この時の募集コンセプトは、 「我々教職員一同が、先ず変わりました!」です。 これほど強い広報のキャッチコピーはないでしょう。 となれば、学校コンセプトは、 「私たちの学校が変わります!」でしょう。 上林厚司郎のサイト「学生を集める学校コンサルタント」もご欄ください。 1/1 |