ショッピングで洋服を買う場合には、買うつもりがなくても、欲しい服が目に入ったので、ついでに買ってしまったということがあるかもしれません。
同じように、電気屋さんで商品を眺めていたら、TVコマーシャルで出ている新商品が置いてあったので、手に取っていじっていたら、お店の人に説明をされ、つい買ってしまったというのは、あるかもしれません。
でも、自分の将来を決める受験で、電車の窓に広告が載っていたので、つい受験してしまったというのは、聞いたことがありません。
じゃあ、どうして、多くの専門学校や大学が新聞広告やTV広告を出しているのでしょうか?
それには、2つの理由があります。
1つは、多くの人に学校を認知してもらってブランドを高めるのが狙いです。
もう1つは、広告から受験に結び付けるための仕掛けがある場合です。
最初のブランドを高めるために出す広告は、大規模資本の学校でないと割に合いません。
ですから、中小規模の学校が広告を出す場合には、後者の「広告から次のステップへ導く」仕掛けを作っていないといけません。
仕掛けというのは、学生募集だけではなく、いろんなマーケティングで使われています。
自動車や家などの高額商品を購入するときには、お客様も専門の本を買って読んだり、ネットで検索して何が大事か。どうすれば得をするかなど勉強するのが普通です。
商品を研究して多くの情報が脳に入ると、より興味や関心が高まります。
興味が高まると、感情が欲求に変わっていきます。
欲求が高まると、自らパンフレットを取り寄せたりします。そして、パンフレットを読むことで、よけいに欲しくなってくるものです。
欲求が高まったところへ、見学会などの案内の手紙が送られてくると、実物を見て触れたいと思うのが人情です。
感情に負けて見学会に行くと、担当の営業マンが親切丁寧に商品の説明をしてくれます。自動車の場合には、試乗もさせてもらえますので、さらに欲しくなってしまいます。
マイホームの見学会でも、自分だけではなく家族まで喜んでいる顔を見ると、家を購入した後の幸せな家庭を想像してしまいます。
ここまで来ると、頭の中では半分購入を決めています。
ところが、脳のほうで、「感情的になってはいけない。他にもっといいのが有るかもしれないから、他の商品と比較しなさい。」と命令されるわけです。
しかたなく、同じように他の商品と比較して、どちらが、自分にとって本当に良いのか?を決定することになるのです。
これが、高額商品を購入するまでのステップです。
ですから、お客様がこのステップをスムーズに運べるように、仕組みをつくるのがマーケティングです。
では、学生募集ではどのようにするのかを順にそってご説明します。
? 見込み客を集める
具体的には、進学情報誌やDM、ネットなどを使って、見込み受験生を集めます。
このステップのポイントは、リストを取ることです。
イメージ的には、大きな地引網で魚を捕るような感じです。網の中には、鯛もあればイワシも入っているわけです。
見込み受験生を集める時点で大事なことは、受験生を限定しないことです。受験して入学してみないことには、実際、だれが「鯛」か「イワシ」なのかは分からないからです。
このステップでは、学校側が入学生を選択するのではなく、受験生が学校を選択するんだというスタンスが必要です。
? 興味・関心を惹く
学校パンフレットを送る。メルマガをおくる。ことで自校の良さをアピールする。
見込み受験生に、進学情報誌などでは分からない詳しい内容が分かり、興味・関心をもってもらうようにします。
この時点で、見込み受験生に興味・関心がわかない場合には、受験から自然と離れていきます。
? 好感度をあげる
リストを取っている見込み受験生にたいして、オープンキャンパスや学校見学会などへの招待状を送る。
このステップで大事なことは、見込み受験生が初めて学校まで来るという行動をとったのですから、大分、入学に傾いているわけです。見込み受験生が実際に自分の目で確かめるために来校したのです。
ですから、ここでのポイントは、内容説明よりもコミュニケーションをとることに配慮することです。
内容については、すでに勉強しているので、このステップで受験生にとって大事なことは、この学校が自分に合うかどうかなのです。
? 信頼性、親近感を高める
親近感を高めるためには、見込み受験生との接触回数を多くとることです。親近感を高めるためにメルマガは必須です。また、オープンキャンパスなどのイベントに何度の来てもらうようにすることも大事です。
メルマガや説明会でも、教育方針やコンセプトが一貫していることが重要です。一貫した同じことを何度も聞くことで信頼性が増していきます。
? 最終フォロー
受験前には、誰でも悩むものです。
そのような時に、信頼できる人から後押しをしてもらえると、行動がスムーズになります。
でも、コミュニケーションが不足し信頼関係ができていないのに、受験を勧められると「この学校はしつこい。」と思われ逆効果ですので、注意が必要です。
以上がおおまかな受験までの導線です。
新聞広告やTV広告だけで受験してもらおうと考えるのは、間違いだということがこれでお分かりだと思います。
知らない人に、「ウチの学校へ入学してください!」というのは、どう見てもおかしいです。
初対面の人に、「私と結婚してください。」というのと変わりません。
普通は、会話を重ねるうちに相手のことが良く分かってきて、
「いっしょに食事にいきませんか?」と誘うはずです。
そして、食事やデートを重ねるうちに、相手のことを好きになり、この人と結婚したいと思います。
その後、良いタイミングを計って、「結婚してください。」というのが普通です。
受験も結婚も同じです。
相手が人間ですから、人の心理や感情をくむことが大事です。
これからの学生募集では、インターネットを使うことは必須です。かといって、むやみにPPC広告などを打ったりSEO対策をしたからといって即刻募集につながるわけではありません。お勧めなのは、ブログを使うことです。多くの学校がブログを書いています。最近では、学校だけではなくいろんなお店もブログを書くようになっています。
ところが、ブログを書いたからといって商品が売れるわけではありません。たくさん商品が売れているネットショップのブログには、共通したブログの書き方があったのです。こちらの記事をご参考にしてください。
⇒ SEO対策よりも重要な商品が売れるブログの書き方とは
こちらの記事も上林が書いています。 口臭対策ネット
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私ごとですが、毎朝、ウォーキングを日課にしています。
そのコースの途中に、進学塾があります。
進学塾は、学校が終わってからの夕方から始まりますので、
昼間は、英会話塾をやっていました。
どちらも、閑古鳥が鳴いていて、いつ閉鎖してもおかしくないという状態でした。
これほど、流行らない理由というのは、誰が見てもあきらかでした。
塾に生徒が集まらない理由は、
? 近辺に大手の進学塾がいくつも存在している。
? 塾が目立たない入りこんだ路地に建っている。
? 新聞に折込広告が入っているのを見たことがない。
? 生徒が集まっていないので、誰も行こうとしない。
など…
生徒募集で失敗する原因が、はっきりしていました。
他人事ながら、どうして、生徒募集の工夫や改善をしないのだろうかと、余計な心配をしていたものです。
それが、最近になって、
朝早くから広い駐輪場が自転車でいっぱい!
窓越に教室を覗いてみると、ワイワイガヤガヤと、生徒がいっぱい!
この塾に何が起きたんだ?
たまたま、何かイベントでもやっているのかと思っていたのですが、次の日も次の日も。1か月、2か月、3月と過ぎても、人が減るどころか増えていったのです。
どうして? 看板を見ると、
「○○日本語学校」
いつの間にか、進学塾よりも大きく「○○日本語学校」の看板がかけられていたのです。
夕方、たまたま、日本語学校の前を通ると、授業が終了したのでしょうか、たくさんの生徒がにぎやかに出てきたのです。
その言葉は、日本語ではなく、あきらかに、中国語。
中国人の若者が、この近辺にこれほどいたのかと思うほどいっぱい連なって出てきたのです。
もちろん、生徒のすべてが、この日本語学校の近所に住んでいるのではなく、電車やバスを利用して遠方から通って来ているのでしょう。
広告宣伝もしていないのに、これほど生徒が集まったのは?
それは、中国から日本という異国に来て、誰を信用するかというと、同胞の人達の推薦や口コミが大きいと思います。
塾の経営者が、ここまで考えて、日本語学校を始めたかどうかは、分かりませんが、日本語学校の経営としては理にかなっています。
そして、その後、この塾は大発展したのです。
元々の進学塾の塾生まで、増えてきたのです。
経営とは面白いもので、悪い循環にはまってしまうと、どんどんと経営が悪化してしまいます。
ところが、この塾のように、何かのきっかけを掴むことで、良い循環に乗ってしまうと、今まで上手く作用しなかったことまで、良い方向に向くのだから不思議です。
ですから、学校経営では、特にこの循環を大事にしないといけないわけです。
学校経営を発展させるためには、悪い循環から脱出するきっかけを作る必要があるのです。
今回、例にあげた進学塾の場合を考えると、何が良かったと思いますか?
答えは、塾中心の経営シフトから、お客(生徒)中心の経営にシフトを変えたからです。
進学塾の方は、大手競合が乱立しており、USP(独自の優位性)がない状況では、競争にもなりませんでした。
また、英会話塾も駅前に有名な英会話塾があり、勝ち目はなかったのです。
ところが、中国人を対象とした日本語学校というのは、この近辺にはなかったのです。単なる日本語学校ではなく中国人対象の日本語学校というのがポイントです。
これが、USP(他とは違う自校だけの優位性)です。
このようなUSPがあると、競争相手がないので独壇場です。
英会話塾から日本語学校に変えるといっても、中国語ができる日本人の教師を雇えばいいだけですから、本当に安上がりな施策です。
あとは、生徒に優しく丁寧に接し、教育以外にもコミュニケーションをとることで、生徒の方が勝手に日本語学校を口コミ宣伝してくれたのですから、経費的にも大助かりだったわけです。
今回のお話しは、たまたま偶然とか、運が良かったという話ではありません。
もし、あなたの学校にも奇跡を起こしたいのであれば、是非、参考にしてほしいと思います。
そして、この事例から学んで欲しいことは、「学生が集まらないのは、どうしてだろう?」と原因の追究ばかりしていては駄目だということです。
たとえ原因が分かっても、大した改善はできません。
他校も同様のことをしているので、他校に遅れをとらないようにするのが精一杯という程度の改善になります。
一気に、大きく、成功への流れに乗るためには、社会のニーズを察知し、そのニーズに応えることが重要なのです。
コンサルティングで重要なことは、小さなテクニックをアドバイスするだけではなく、戦略アイディアを創出するためのお手伝いをすることだと考えています。
『学生を集める学校コンサルティング・マニュアル』でも、その戦略構築を容易にするためのマニュアルが紹介されています。
もし、来年以降の戦略を構築しようとお考えでしたら、このマニュアルは、必ずお役に立つと思います。
学校を改革し永遠に繁栄をさせるという大事業を達成するには、一般の人たちが持っているようなレベルの想いでは、無理があります。
学校改革のような大事業を実行するには、あなたに『情熱』がないと、継続することも困難です。
今から、あなたが学校を改革するという大事業をはじめられるまえに、まずは、『情熱』について勉強されることをおすすめします。
エンスージアズム(enthusiasum)
エンスージアズムとは、魂のこもった熱意といわれます。
それが、情熱です。
情熱は、だれの脳の中にも潜在しているもので、情熱は育てるものなのです。
そして、人生やビジネスにおいて情熱なくして成功はないといわれていますが、はたして、本当なのでしょうか?
本日のブログでは、情熱についての知識とスキルについて、少しだけ触れてもらおうとおもいます。
それでは、最初に、あなたが情熱から受けることができる恩恵とは何かを知ってもらいます。
情熱から受ける恩恵とは
情熱は、あなたの信念を外に向かって反映させることができます。
情熱は、あなたの存在を示す指標です。
情熱は、エネルギーを生みます。
情熱は、他人に伝染します。
情熱は、他人を引きつけるパワーがあります。
情熱は、あなたの究極の目標を今ありありとイメージさせることができます。
情熱は、積極的な行動を生みます。
など。
情熱は、このほかにも計り知れないほどの恩恵をあなたに与えます。
この事実については、あなたも良くご存知のことと思います。
情熱に関しては、日本だけでなく世界中の著名人が名言を残されています。
次の名言を読んで、情熱のパワーを再認識してください。
それでは、日本が世界に誇る松下幸之助氏の言葉をご紹介します。
(上甲晃/松下政経塾元塾頭 松下幸之助の真語真髄「胸に改革の「火種」を」から)
松下幸之助もまた、指導者の条件のもっとも基本となるものは、
「情熱」、「熱意」であると断定した。
頭が良いとか、悪いとか、あるいは人徳があるとかないとか、
指導者の条件はさまざまに上げられるが、そのどの条件よりも大事な条件が「やる気」、「熱意」、そして「情熱」である。
あふれるような熱意があれば必ずそこに知恵が生まれ、創意工夫がなされ、他人を動かし、成功へと導いていくという考え方だ。
⇒ 学生募集における差別化戦略
あなたの学校を永遠に繁栄させるための情熱をつくる方法も『学生を集める学校コンサルティング・マニュアル』で学ぶことができます。
学校説明会のように対面であっても、パンフレットであっても、ホームページ、であっても、何が言いたいのか分からないのでは意味がない。
あなたが、受験生にどのように行動してほしいのかを正確に伝える必要があります。
言葉がきれいなプレゼンテーションであったり、デザインがきれいなホームページであっても、受験生を惹きつけるパワーがないと、結果はだせません。
悪い例をあげます。
「今すぐオープンキャンパスにお越しください。今週土曜日午前9時から日曜日の午後4時まで体験学習をやっています。参加された方には、お弁当とお茶(ペットボトル)の無料券を差し上げます。」
このオファーで、
「すごいなぁ。弁当がただでもらえるのだから、オープンキャンパスに参加しよう。」
「こんな良い学校だから、受験をしよう。」
とは、誰も思わないでしょう。
でも、こんな勘違いをしている学校が、結構あるものです。
受験生といえば、18歳以上の若者です。
こんな子供だましのオファーで、騙されることなんてないです。
もし、このようなオファーで騙されて受験する学生を誰もほしいとは考えないはずです。
それでも、やってしまうのですから不思議です。
それでは、これはどうでしょう?
「学校説明会やオープンキャンパスに参加した方には、受験料を全額免除します。」
これもダメです。
「受験料がタダだから受験しよう!」
とは、99%思わないです。
儲かったと思うのは、元々、受験すると決めていた受験生だけです。受験を決定的にしたものではないのです。
学生が集まらないと嘆いているマーケティングは、すべて弱弱しいからなのです。
では、強力なマーケティングとは、
先日から述べてきた、プレゼンテーションの4つのポイントの手法を組み合わせることで可能になります。
そして、強いマーケティングを使うと、いつでも、どんな場面でも、学生募集で大きな結果をあげられます。
プレゼンテーションの4つのポイントのまとめ
ポイント1、プレゼンテーションの内容が十分に整理されていること。
ポイント2、プレゼンテーションの内容が理解可能なものではなくてはならないこと。
ポイント3、プレゼンテーションが面白く、エキサイティングでドラマチックなものでなくてはならない。
ポイント4、行動を起こさせるプレゼンテーションでなくてはならない。
具体的なプレゼンテーションについては、『学生を集める学校コンサルティング・マニュアル』で学ぶことができます。
→ 効果的な高校訪問の方法
プレゼンテーションが面白く、エキサイティングで、ドラマチックなものでなくてはならない
学校説明会、高校での進路説明会のほか、学校ホームページ、パンフレット、メルマガ、ダイレクトメール…。
どこで、どのメディアで、プレゼンテーションをするにしても、受験生にとって退屈なものであってはいけません。
プレゼンテーションは、受験生に今すぐ入学したいと思わせるほど面白いものでなくてはいけないのです。
プレゼンを受けた受験生は、実際、あなたの学校で授業を受けた経験がありませんし、本当の良い所を知っていることなどないのです。
ですから、プレゼンを受ける受験生は、プレゼンによってあなたの学校の授業を想像し、自分がおくるだろう学校生活をイメージするのです。
そのためのプレゼンテーションなのです。
いくら、多くの高校生を学校説明会に集めても…
いくら、多くの資料請求を集めたとしても…
いくら、学校ホームページのアクセス数が多くなっても…
プレゼンが退屈なものであっては、すべてが台無しになります。
プレゼンは、
受験生が無視できないほどに。
募集担当職員の言葉を一語一句聞き漏らしては損をしてしまうと思わせるほど。
パンフレットの文字をすべて読み終えるまで、立つことができないほど。
…興味と関心をそそるものでなくてはなりません。
ただ、事務的にプレゼンをやるだけ、
一応、形式的に学校ホームページをつくるだけ、
どの学校でもパンフレットが必要だから…
そのようなやる気のないプレゼンでは、学生が集まるはずがありません。
学生を集めるためには、受験生のことをイメージし、
何をすれば喜ぶだろうか?
どうすればエキサイティングなものになるだろうか?
何をすればドラマチックなものになるだろうか?
と、常に考えることが重要です。
そのためには、
自分自身が情熱をもって学生募集に取り組めるようにすることが最も大事なことなのです。
あなたの教育への情熱を燃えたぎらせ、毎日をワクワクどきどきさせる方法も、『学生を集める学校コンサルティング・マニュアル』で習得できます。
広報で最も良く見られる過ちの一つは、
受験生に対して「これくらいのことは知っているだろう」
と過大評価してしまうことです。
専門用語や難しい大人の言葉を使っていたり、コンセプトが難解だったり、複雑な計算や長たらしい文章が多用されたプレゼンテーションでは、それがいかに高度で素晴らしいものであっても、望ましい結果を上げることができません。
思い当る節はありませんか?
このブログを読んでいるあなたは、学校関係者ですから、あなたの学校の専門家です。
同僚だけではなく学生でさえも、一般人からみると専門家です。
ですから、普段から専門用語を使う機会が多いので、そのことに慣れてしまっています。
プレゼンは分かりやすくが鉄則
プレゼンテーションを練る、実行するときは、できるだけ分かりやすくしないと、
受験生には難しく聞こえ興味が薄れてしまうことになります。
説明が理解できないまま、入学を決める受験生は皆無に等しい
ということを肝に銘じる必要があります。
受験生は、自らこの学校を希望するのだから、「他の受験生よりこの業界のことに詳しい。」と信じたいことでしょう。
しかし、そういった自己満足が学生募集では致命傷になりかねません。
正しいプレゼンテーションを行うには、受験生や高校の進路担当者、保護者の雰囲気をつかまえなくてはならないのです。
そのためには、ターゲットとなる受験生の高校の近くをドライブして、彼らが良く行くレストランで食事をして、彼らが行くコンビニで買い物をして、彼らが読むコミック漫画を読むことも必要になります。
「学生が集まらない。集まらない。」と単純に悩んでいる募集担当者と話してみると、こんな基本的なことが出来ていないだけではなく、受験生のことを理解しようともしていないものです。
今の話を学校ではなく、一般の小売店の話に置き換えると良く理解できます。
このような成功例を紹介します。
それは、スーパーの魚屋さんは、お客様のことを一番に考えて新鮮な魚を毎日朝早くから仕入れてきます。
そして、魚はきれいにパッキングして冷蔵ケースに並べて、「鮮魚」というラベルが貼られています。
ところが、お客の一人が、「魚市場のように氷の上に並べられた本当に新鮮な魚が欲しい。」と言ったのを店員が耳にしたのです。
すぐに、その店は、毎日仕入れる魚を2つの方法で提供したのです。
一方は以前と同じようにパッキングし、もう一方はパッキングしないで、「魚市場」と書かれた売り場で、氷の上に生魚を並べてディスプレイしたのです。
どうなったと思いますか?
結果は、鮮魚全体の売上が倍増したそうです。
これが、顧客中心のマーケティングなのです。
もちろん、学生募集だって同様です。
学生を効果的に集めるプレゼンの具体的な方法を知りたい場合には、
学校コンサルティング・マニュアルをお求めください。
→ 効果的な高校訪問の方法
学生募集で効果的なプレゼンテーションとは?
学生募集をする上でプレゼンテーションは、とても重要です。
受験生にメッセージを伝える手段は多種多様です。
オープンキャンパスや学校説明会でのプレゼンテーションもあれば、
ダイレクトメール、新聞広告、広報誌、TVコマーシャル、
パンフレット、ホームページ、メルマガの場合もあります。
どのメディアを利用するかに関係なく、その効果を最大限に高める
ためには、4つのポイントがあります。
ポイント1、プレゼンテーションの内容が十分に整理されていること。
ポイント2、プレゼンテーションの内容が理解可能なものではなくてはならないこと。
ポイント3、プレゼンテーションが面白く、エキサイティングでドラマチックなものでなくてはならない。
ポイント4、行動を起こさせるプレゼンテーションでなくてはならない。
順番に説明します。
ポイント1のプレゼンテーションの内容が十分に整理されていること。
プレゼンは時間をかけて準備され、良く練られたステップ・バイ・ステップのプロセスに受験生を誘導しなくてはいけません。
いくらプレゼン内容がきれいな文章で洗練されていても、
結果的に受験生を目的に誘導できなければ意味がありません。
まず受験生のニーズを確立してから、何をするか(与えるか)ということを決める必要もあります。
たとえば、受験生に入学後の自分をイメージできないという不安があったとします。
その場合には、在校生の声を集めて紹介することで、受験生不安を払しょくすることができます。
その上で、「学校説明会では、ここに載っている在校生が相談に乗ってくれます。」
と書いてあれば、学校説明会に参加しようと心が動くわけです。
このように、プレゼンするときには、ステップ・バイ・ステップで
ものごとを考えることが重要です。
この次は、明日になります。
学校コンサルタントのブログをお楽しみに。
セールスを効果的にすすめるには、いかにお客さまの声を使うかが重要です。
どんなに文章がうまく、綺麗な写真が豊富で洗練されている広告だとしても、顧客心理というのはセールスに対して常に疑ってかかるものです。
セールス文章がうまければうまいほど、広告では逆効果になってしまい、最後まで読もうとしないものです。
ところが、安っぽい広告であっても、その商品を買ったお客の感想が載っていれば、おもわず読んでしまいます。そんな経験がありませんか?
それは、お客の側からみれば、お客の声を載せられるということは、その会社が自分の商売に自信があるからとおもわれるからでしょう。
反対に、どれだけ美辞麗句を並べても、そこで商品を買った(またはサービスを受けた)お客の声を紹介していないのは、真実を隠そうとしているのではないかと疑問視されることがあるのです。
学生募集では、先ず、「卒業生からの口コミ」ですが、これを掘り下げると「卒業生が、学校に行って良かった。」という感謝の言葉になります。
その感謝の言葉が出ることになったのは、具体的には卒業生が楽しく充実した学生生活を送れたということです。または、卒業生自身が、満足のいく成長ができたということでしょう。
ほかにも、「卒業生が、学校に行って良かった。」理由には、卒業生自身が成長できたからというのがあります。
「卒業生自身が成長できた。」というのは、具体的には「人間的成長ができた。」、「能力的に成長した。」ということです。
そのことで、卒業生が学校や教員に対して、心から感謝をするのです。
これらのことがあって始めて、「卒業生からの口コミ」の基になっていきます。
「楽しかった学生生活をおくれた。」、「人間的に成長ができた。」、「能力的成長ができた。」という卒業生をたくさん送り出すことができ、その卒業生が世間に良い評判を流してくれると、学生募集も楽にできます。
そんな学校の場合は、学生募集でほとんど心配することがないでしょう。
ところが、実際は、学生募集を期待できるほどの口コミは、待っていても勝手には起きてきません。
それどころか、学校側に卒業生から「楽しかった学生生活をおくれた。」、「人間的に成長ができた。」、「能力的成長ができた。」というような感謝の言葉をもらえる自信さえ無い場合さえあります。
こんな状況では、口コミ効果は期待できないのでしょうか?
いいえ、実は、
口コミとは意識的に起こすものなのです。
新聞の折込み広告の通信販売欄などで見ることがありますが、商品の説明よりも多いスペースで「お客様の感謝のことば」を掲載しています。
いま購入を検討している見込み客にとっては、このお客様の声が商品への信頼と安心感をくれます。
学生募集においてもまったく同じことがいえます。
どんなに丁寧に学校の説明をしても、学生にすれば、「学生募集のために都合のよいことを言っている。」としか捉えられません。
そんな時に卒業生・在校生による生の言葉ほど強力な武器はありません。
受験生にとっても、これほど参考になることはないからです。
募集広告では、卒業生や在校生の声は欠かせないものだということはお解かりになったと思います。
それでは、どうすれば「楽しかった学生生活をおくれた。」、「人間的に成長ができた」、「能力的成長ができた。」というような卒業生や在校生からの声を集めることができる
のでしょうか?
▼具体的に卒業生からの「感謝の声」を集める方法。
▼さらに、その「感謝の声」を10倍にも20倍にも効果的にアピールする方法。
▼経費を掛けなくても、「感謝の声」をアピールする方法。
それらの具体例についても、学生を集める学校コンサルティング・マニュアルには載っています。
クリックして本当かどうか確かめてください。
卒業時期が、感謝の声を集めるチャンスです。
→ 効果的な高校訪問の方法