2019.12.25 Wednesday
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2008.12.17 Wednesday
不況時に独り勝ちするユニクロの秘密
先日、カンブリア宮殿というテレビ番組で、アパレルメーカー「ユニクロ」の柳井社長が特集されていました。 今回の気になる!ヒット商品 「ヒートテックインナー(2008秋/冬)」
ヒット商品である、ユニクロの「ヒートテックインナー」。スポーツメーカーや下着メーカーの素材に並ぶ高機能素材を使用。発熱・保温・保湿・抗菌・ストレッチの5つの機能を備えた、暖かさを追及した商品。
そして、今年秋のUSPであるヒートテックシリーズが店頭に並ぶと、2000万枚を売上げて完売。 これだけの成果を出したにはこんな理由があったのです。 商品企画は1年前からスタート。試行錯誤を繰り返し商品はカタチになっていく 1年後の発売に向け、各担当者とコミュニケーションを取りながら、ファッショントレンドやユーザーアンケートをベースに徐々にコンセプトが固めていく。サンプル作成やモニター調査を幾度も重ねる。
数量計画、生産計画、店舗でのプロモーション企画、発売の日は近づく
商品を世に送り出すためには、様々なプランニングが必要だ。店舗での販促、全国約750の店舗に商品を並べるための数量計画、それを実現する生産計画…1人でも多くの人に商品を届けるビジネス戦略がここにある。
2008年8月、ついに発売日
店の前には、ヒートテックを買い求めるお客の列があったのです。時代に合わせたコンセプト ユニクロのサイトを見て驚いたのは、いつのまにかコンセプトが180°転換しているからです。 以前のコンセプトは、「何も足さない。何も提案しない。」というシンプルさをウリにしていたはずだったのですが、現在は、「組み合わせ」をコンセプトにしているようで、店頭でも着こなしをイメージできるように陳列されています。 そして、一つの商品でもカラーバリーエーションを増やし、様々な組み合わせを楽しめるようにしてオリジナル性を演出しているのです。 何といってもユニクロが凄いことは、一時期ヒットしたからといって、その手法にこだわらずに、時代時代に合わせたコンセプトを打ち出すところです。 また、ユニクロが変わることで、社会に新しいニーズ・ウォンツをつくっていることも事実でしょう。現在人の飽き性というか、新モノ食いという顧客心理をよくつかまえていますね。 広告戦略 ダンサーの動画が見られるキャンペーンサイト「UNIQLO MIXPLAY」 キャンペーンにYouTubeを活用したり、ダンサーの動画が見られるユニークなブログパーツを配布するなど、ユニクロは昨年から、CGM(Consumer Generated Media)を活用したWebプロモーションに力を入れている。キャンペーンにYouTubeを活用したり、ダンサーの動画が見られるユニークなブログパーツを配布するなど、ユニクロは昨年から、CGM(Consumer Generated Media)を活用したWebプロモーションに力を入れている。 マンネリを打破したい 「商品やプロモーションがマンネリになっていたため、既存顧客はリピートしてくれても、新しいお客さんはなかなか来ないという状態になっていた。そこでプロモーションの仕方や商品を変えていこうという方針になった」と同社新メディア情報発信チームの勝部健太郎リーダーは話す。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/06/news053.html 仕事というのは、知らず知らずのうちにマンネリ化していくものですが、このマンネリに気付かないと、顧客のほうが離れていきます。 顧客を引き寄せるためには、常に新鮮なものを取り入れていく必要があるのでしょう。 商品陳列方法 柳井社長自ら、店頭に赴き商品の陳列方法についてアドバイスするシーンがありました。 「商品を並べるだけではなく、商品説明のポスターを貼りなさい。」 従業員が、さっそくその指示に従うと、翌日、なんとその店頭の売上が1.5倍に。 柳井社長が言っていたのは、「顧客視点で考えて行なえ。」ということだったのです。 他店が行なっているからという理由だけで、商品陳列をしてはいけない。 「こうすれば、お客さまに分かりやすい。」 「こうすれば、お客さまが欲しくなるだろう。」 というように、常に、顧客中心に物事を考えると、ビジネスでは成果がでるのですね。 ビジネスは1勝9敗で成功する 番組の中での柳井社長の印象的なことばです。 実は、今でこそユニクロは躍進していますが、ここにくるまでに多くの失敗を重ねています。 フリースのヒットの後に、海外進出を試みたものの順調な歩みとはいえませんでした。 2001年に華々しくロンドン・デビューし、一時は21店舗まで拡大したものの、巨額の赤字を計上し、15店舗を撤退。リージェント・ストリート店やオックスフォード・ストリート店など6店舗を残すのみとなったのです。 02年秋に参入した野菜・果物の販売事業も、はじめてからわずか2年で撤退しています。 事業に対する見通しが甘く、会員制の宅配で目標の会員数を確保できなく、店舗販売でも集客が伸び悩んで、黒字転換のめどが立たないと判断したからなのですが、早い決断です。 これだけではなく、ユニクロの歴史は失敗の連続だったようです。 柳井社長のことばから 「いやいや、私は普通の人間だよ。いつも失敗だらけでたまたま成功しただけだよ。10も20もいろんなことに挑戦してその中で1つ成功したのがユニクロだったんだ。」 そこが柳井社長のすごいところです。 失敗を恐れない。そしてかつ撤退する勇気を持っている。だから失敗が大きな痛手につながらないのでしょう。 もう一つ、柳井社長のことばで印象に残ったのが、 「早く失敗する。何事も早くチャレンジして失敗することが大事だ。そうすれば、早く成功できる。そして、9つ失敗したから成功ができた。」 新しいことに取り組むときには、失敗しないように十分に検討に検討を重ねて実行に移します。 しかし、100%成功するわけではありません。失敗する可能性のほうが高いかもしれません。それでもチャレンジする勇気が大事ですし、行動に移さないと結果はでません。 たとえ、それが失敗したときでも、真摯に失敗を認め、大きな痛手になる前に撤退の決断をする。それが経営者として成功していくひとつの秘訣なのかもしれませんね。 ユニクロの成功の秘訣は、学校経営でもたいへん参考になるとおもいます。 学生募集など学校コンサルティングに関心のある方はこちらもご覧ください。 → 効果的な高校訪問の方法 ←ブログランキングに参加しています。 クリックをお願いします。 コメント
年末の冬晴れですが寒いですねぇ・・年賀状は書きましたか?・お疲れ様です。 夏休みも終わったこの日・・12/20書き:【明年の元日は1秒だけ長く“うるう秒”が全世界で物理的時間】 【サラリーマン編】 自分は、18歳で交通事故により奇跡の生還でした.。大学入学前に交通事故にて脳挫傷で一時は脳が半分に?1年休学し、ブログの通り、大学では苦戦し頑張り4年間で卒業。、しかし.社会に出て絶えない苦 労です。現在は建築現場監督休業中ブログは、学生編も終わり、サラリーマン編で書いてます。自分の【学生編】当過去ブログにも、当時の写真・面白い・可愛い・画像・動画ありますので、時あれば、楽しんで見てやって下さい。 よろしければ、コメント等、いただけたら幸いです。
| 智太郎 | 2008/12/20 4:48 PM |
智太郎さん、コメント有難うございます。
ブログに関心がありますので、アドレスを教えてください。 よろしくお願いします。
| こうじろう | 2008/12/25 10:26 AM |
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