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2008.11.27 Thursday
教育問題の81%はこれで解決できる
11月22日の『たけしの日本教育白書2008』のビデオを昨日見ました。
遅くなったのですが、この番組をご覧になった方も多いと思われますので、コメントを書きたいと思います。 有名人知事3名も参加し、豪華な顔ぶれで、番組的にはおもしろおかしく構成されて、テレビ局としては予想通りの視聴率も取れたのではと思います。 しかし、テレビ番組ではいつものことなのですが、視聴率を気にするあまり偏った内容になっていました。 取り上げられる例も、問題となるケースばかりで、成功しているケースは本の一部しか紹介されていません。 このような討論番組では、失敗している学校が半分、成功している学校が半分登場する必要があります。 世の中には、失敗しているケースばかりではありませんし、失敗している学校やクレームのケースばかりを見ても、嫌な雰囲気になるだけで、何の参考にもならないからです。 できない人たちが集まって、失敗例をたくさん挙げて、 「自分たちだけではないんだ。」と 傷の舐めあいをしているだけなのですね。 この番組も、結局は結論もなく終わったのですから、無責任なものです。 これでは、何の解決にもならないどころか、余計に問題を複雑にしてしまいます。 では、どうすればいいのだと思われますか? 1つには、上手くいっているケースの学校の校長、教員、生徒、保護者を集めて 意見を聞けば、上手くいく理由が分かります。 たとえば、保護者からのクレームの問題にしても、番組のように保護者のクレームだけをピックアップすれば、保護者が一方的に悪いようにとれますが、保護者からクレームが出てくる前には、何らかの原因があります。 クレームの元となった教員が、保護者に対しての配慮が足りなかったかも知れません。 また、教員とそのクレーム保護者の子どもである生徒との信頼関係にヒビが入っているのかも知れません。 どちらにしても、問題となる教員が、生徒や保護者との信頼関係をつくってなかったことが原因なのです。 どんなに一生懸命に努力をしていても、クレームは起きるものです。 それは、人間がすることですから、失敗もあるからなのです。 ところが、そのクレームの相手が、日頃から気に入らない人であれば、問題は大きくなってしまうでしょう。 反対に、クレーム相手との仲が良ければ、「少しくらいのミスは許してあげよう。」と思うのが、人情です。 私が専門学校に勤めていた時の話です。 学習態度が悪く、先生からも問題にされていた学生がいました。 ある日、その問題児の生活相談をして、「どうして、きちんと授業を受けないんだ?」と、理由を尋ねたときのことです。 彼が言った言葉は、 「同じことを言われても、先生だったら腹も立たないが、あの先生に言われたらムカつくんや。」 でした。 ご想像のとおり、その教員は、自分中心で学生への思いやりに欠ける人でした。 教員と学生との信頼関係が崩れているのですから、何をやっても上手くいくはずがないのです。 もう1つ、こんな事もありました。 元気が良すぎるというか、乱暴で、気に入らないことがあると直ぐにキレてしまい、建物を蹴ったり殴ったりして物を壊す問題児がいました。 その日も、暴れていたので、私に連絡が入り現場に直行しました。 体も大きく腕力も強い学生でしたので、まともに相手をしたら、こちらも怪我をさせられるかもしれません。 それでも、立場上、「こっちへ来い!」といって、相談室に連れて行く途中に、彼が私に言った一言は、 「先生、今日だけは無理や。自分を止めることができん。先生に何をするか分からんから、今日だけ許してくれ。」と言ったのです。 その日は、彼の言うとおりにしたのですが、翌日、彼の方から謝罪に来たのです。 どういうことか、お解かりですか? 普段から学生との間に信頼関係が出来ていたから、あの場面でも学生の方が私を怪我させないように気を使ってくれたのです。 学生との間に信頼関係が出来ていなかったら、あの時、病院送りにさせられていたかもしれません。 余談ですが、その後、彼は更生し、福祉の施設に就職し模範の職員として頑張っています。 こんなことは、私に限らず、学校現場ではよくあることです。 そして、毎日、どの先生もギリギリの危ない橋を渡っているのです。 そこで、問題を大きくしてしまう先生と、問題を解決する先生に分かれていくのです。 実は、このコミュニケーションの問題は、学校経営では重要です。 いくら学校トップが、物分りがよく、コンサルタントの提案を理解してくれても、コンサルタントが提案することを実践するのは、当然ながら学校教職員です。 教職員が、動かないようでは、どんなに素晴らしい企画であっても、「絵に描いた餅」になります。 反対に、教職員のモチベーションが高いと、コンサルタントが1つ言ったことが膨らんでいき、実現可能な素晴らしいアイディアへと発展していきます。 この違いは、何にあると思われますか? そうです。 学校トップと教職員との間に、信頼関係が構築されているかどうかなのです。 学校トップと教職員の信頼関係ができていると、学生から学校を見た場合でも、学校が統一されていていい雰囲気に映ります。 そんな学校では、学生も落ち着き学習意欲も沸いてきます。 もちろん、学生と教員との信頼関係も良好になっていきます。 では、学校トップが教職員との信頼関係を構築するにはどうすればいいのでしょう? それは、 学校トップの教育への信念を明確にすることから始まります。 信念が明確になれば、次は教職員に対して、自分の信念を伝えることが大事です。 何度も何度も、自分の信念を理解してもらえるまで、教職員に話すことです。 学校トップの信念が教職員に理解されれば、必ず、教職員も学生に対して、それを伝えていきます。 教職員のあらゆる行動によって、学校トップの信念が伝わっていくのです。 それこそが、学校繁栄への道だと信じています。 → 効果的な高校訪問の方法 ブログランキングに参加しています。 クリックをお願いします。 「学生を集める学校コンサルタント」にご関心のある方は、 こちらもご覧ください。 コメント
成功した学校や教師の事例を紹介してしまうと、フィンランドの教育もそうなのでしょうが、「先生に指導力があるかないか」「専門性と熱意が両輪で動いているかどうか」で決まってしまい、「やっぱり教師の質が課題だな」という落としどころになってしまいますね。
全体の印象として、「教師は力不足だな」「いっぱいいっぱいだな」というイメージはよく伝わってきました。
| kurazoh | 2008/11/29 12:11 AM |
kurazohさん、コメント有難うございます。
私の経験では、教師に大事なことは、1番に教育への情熱だと思います。 教師に教育への情熱があれば、たとえ技術が劣っていたとしても、努力と経験によって技術が備わっていきます。 そして、何より、その教師の気持ちが、生徒に伝わるものです。 また、やる気のある生徒を目の前にすれば、どんな教員でも教育にたいして熱心になれます。 そのためにも、学校は学生募集に力を入れて活気のある学校作りをしないといけないと思いますね。
| こうじろう | 2008/11/30 11:44 AM |
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