いくら少子化が進み、学生募集が困難になったといっても、進学する者がなくなることはありません。
それどころか、全体としては進学率は上がっているはずです。
個々の学校で入学者が減っている理由というのは、競合が増えているからなのです。
入学者を増やす簡単な方法は、この競合に勝つことです。
競合と協力して、全体の希望者の数を増やすことも大切ですが、現実的に困難なことです。
ですから、どこの学校でも競合に勝つ方法を知りたいのです。
それが、競合との差別化です。
自校に跳び抜けたUSP(自己優位性)があれば、学生を引きつけることは容易です。
ですから、どこもかしこも、「差別化、差別化」と言うのでしょうが、いざ差別化を考える段階になると、中々、アイディアが出ないものです。
今回は、特別にアイディアの捻出方法をご紹介します。
下図は、私がコンサルティングで使う方法です。ご参考にしてくだされば幸いです。

学校を差別化する方法というのは、大きく分類すると、教育面での差別化、学費面、キャンパスライフ、施設・設備の面のいずれかです。
たとえば、貴校が教育面での差別化を図りたいのであれば、
教員の差別化、教育内容の差別化、カリキュラムの差別化、資格の差別化、就職の差別化のどれかを差別化することになります。
そして、教員を差別化するのであれば、
教員の技術面なのか、人柄なのか、またはカリスマ講師なのか…
これらのどれかを差別化することになります。
教員の技術を差別化するために考えられることは、
技術のある教員の採用方法をどうするか?
今ある教員の技術を向上するために、研修制度を充実する方法をどうするか?
学生から評判のいい教員とは?どうすれば評判のいい教員を揃えられるか?
…というようにして、どんどんと突っ込んで考えていきます。
そして、現実的に自校でできる可能ある方法を選ぶのです。
そして、後はそれを実行することになります。
真の差別化ができれば、学生は面白いように集まるはずです。
その前に、脳みそを酷使してでもアイディアを出すことが重要です。
もっと、差別化戦略について知りたい方は、こちらも参考になります。
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⇒学生を集める学校コンサルティングマニュアル
→ 効果的な高校訪問の方法